人工衛星データの価格相場について

人工衛星データの価格ってどれくらい?

光学画像やSAR画像、その他様々なセンサーによる人工衛星データが政府主導で民間への活用を促していますが、活用しようとした場合、人工衛星データを活用しようとするとその価格は一般的に公開されていません。人工衛星のセンサーの種類や解像度、その他、さまざまな諸条件やデータの特徴により価格が変わるため、一般公開が難しいという事情もあります。一般的な衛星データの活用にあたって、相場観を把握するためおおよその価格をご紹介したいと思います。

衛星データには、搭載するセンサーによりさまざまな種類のものが存在しますが、ここでは光学画像と合成開口レーダーのデータ価格について紹介します。人工衛星の光学画像は、一般的なカメラで撮影する写真と同じく、人間の目で視認することができる可視光線を使った観測データです。そして、合成開口レーダーは、人工衛星をプリンターのスキャンのように使い地球をスキャンして、取得する画像で、電磁波を対象物に照射し、反射して返ってきた信号を分析して対象物を観測するデータとなります。

光学画像のデータ価格相場

光学画像は、蓄積されたアーカイブから画像を取得するか、特定のエリアの欲しい日付を指定して取得するスポット撮影という分類で大きく価格が異なります。また、衛星の種類や解像度や地域エリアの大きさなども価格が変わる要因です。

アーカイブデータの特徴

  • 比較的低価格(高解像度の写真の場合、1k㎡ あたり数千円〜)
  • 最低限の発注単位が決められており、例えば、25k㎡ であれば、約25000円〜
  • 解像度は、超解像度のもので0.3m から、低画質のもので数十メートル
  • 雲の量により使い物にならない画像がある
  • 撮影頻度は地域によって変わり、都市部では比較的多く撮影される。
  • 地方部分では、頻度が低くなる。
  • 雲を考慮すると地方の特定エリアを撮影したい場合、2〜4ヶ月で1枚撮影ほど

スポット撮影の特徴

  • 費用は、最低でも100万円〜
  • 最低限のエリア取得が定められており、衛星画像を仲介する企業にもよるが、おおよそ100k㎡ の面積が必要
  • 雲量15%以下なら、使えない画像でも買取をしなければならない(保証なし)
  • 情勢(紛争など)によって、衛星で撮影できない場合がまれにある

光学衛星画像の価格表(相場)


合成開口レーダー(SAR)のデータ価格相場

合成開口レーダー(SAR)は電磁場を地上に照射し、その反射を受信してデータを取得する技術です。 その価格は蓄積されたアーカイブから画像を取得するか、特定のエリアの欲しい日付を指定して取得するスポット撮影があります。SAR画像は、SARデータを扱う技術と知識が必要なため、業務で活用する場合には、一般的には専門の解析業者に依頼をすることになります。

合成開口レーダーの特徴

  • 雲を透過し、昼と夜関係なく撮影できるため、安定的なデータ取得が可能です。
  • 軌道上を定期的に運用しており、任意のエリアでもデータを取得しやすい。
  • 解像度は、数メートル〜数十メートルとなり、用途に合わせて選定できます。
  • 解像度は一般的に、±3m(高解像度)、±5m(中解像度)、±10m(低解像度)があります。
  • 超解像度のもので、0.5m近い解像度を実現するものもあります。
  • 画像の扱いが難しく、技術的な知識を必要とします。
  • Sentinelのような無料の画像から、スポット撮影まで幅広くあります。
  • スポット撮影は、おおよそ100万円から受注を受け付けている企業が多い。
  • スポット撮影は、2週間に1度の撮影頻度となりますが、希望の分解能が得られるかどうかは、衛星運用会社によって確認が必要となります。

合成開口レーダー(SAR)の価格表(相場)

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